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| | | 私が生まれ育った中国・北京では、黒酢は毎日の台所で使われているとても一般的な調味料です。「一天開門七伴寧 紫米油塩醤酢茶」という中国の昔からの言い回しがありますが、主婦は毎日の始まりに、火・米(主食)・油・塩・醤(しょうゆ、みそ)・酢・茶(飲み物)の7つのことを確認します。中国人にとってお酢は、塩やしょうゆと同じくらい欠かせない存在なんですね。 ご存じのように広い中国では、地方によって気候風土も異なりますので、お酢の種類も原材料や麹、製造過程によって様々ですが、共通しているのは茶色く色がついていること。日本の黒酢も茶色いですよね。中国では黒ごまや黒米のように、黒い食べ物=体にいいというイメージがあります。もしかしたら日本では、その体にいいというイメージをわかりやすく伝えるために「黒酢」と名付けたのかもしれません。 |  |
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 |  | | | 黒酢は、栄養学的に様々な効果を言われていますが、一番大切なことは、調理に使うことでおいしくなることだと思います。いくら体によくても、家族においしくないと言われて食べてもらえなければ、あまり意味がありません。中国の山奥のおばあちゃん達だって、専門的な知識はなくても、おいしいごはんを家族に食べてもらいたくて、お酢を使うのだと思います。結果的に体と心が喜んで、健康になるのですから、とっても実利的です! 私も、もともと料理研究家だったわけではありません。ただ、家族のためにおいしい食事を作りたかったから、北京の祖母や母から教わって受け継いだことをしているにすぎません。幸い、それが評判をいただいて今の仕事へとつながりました。ですから、お酢が注目されている今、中国の家庭で当たり前に使われている黒酢のよさを、日本のみなさんにきちんとお伝えしたいと思ったのは、ごく自然なことでした。 |
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生活レベルが高くなると、食べ物がよくなって、必然的にお腹にぽっこりお肉がつきやすくなりますね。中国では「メタボ」に相当する言葉はまだありませんが、もしかしたら「富貴病」と言ってもいいかもしれません。これからは食べ物の質を下げずに、調理方法を見直すことが大事だと思いますので、「おいしさ」と「健康」の両方をよくしてくれる黒酢は、ますます食卓に欠かせません。考えてみてください。数ある調味料の中で、使えば使うほど体によくなるのはお酢だけですから! |  |  |
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