高橋書店トップページ > 13th 手帳大賞 トップ > 13th 手帳大賞受賞者決定(名言・格言)
見附 照二 みつけ しょうじ 48歳 介護手伝い友人から車を買い替えるべきかどうかを相談された時に、私が言った言葉です。新車にすると、確かに燃費は良くなります。けれども、新しい車を一台つくるには、ものすごくたくさんのエネルギーが必要です。そう考えると、買い替えは単純に「エコ」とは言えません。むしろ大事に乗り続ける方がいいのではないかと思いました。
大賞寸評最近、世の中には“エコ”を謳った製品があふれています。買い替えを勧める広告もよく目にします。そんな風潮の中でふと立ち止まり、あらためて本当に大切なことを見抜いたことがとても素晴らしいと思います。口にしたときの語感もよく、環境キャンペーンのスローガンとしても使えそうな言葉です。
江崎 正美 えさき まさみ 38歳 看護師・大学生かつておたんこ泣き虫ナースだった私に、先輩がくれた言葉です。「白衣を着ている時は看護に徹しなさい。笑顔で、しなやかに、優しく、強くありなさい。そして、私服では女性であることを楽しみなさい。人生、コスプレ。服の数だけ色んな役になったら、それだけ沢山の“引き出し”を持つ人(人の気持ちを理解できる人)になれるから」
小林 公恵 こばやし きみえ 45歳 主婦ある日、6歳の息子が、大したケガでもないのに、ワァーワァー泣くので、「男は泣くな!」と言いました。その時に息子が返してきた言葉です。思わず「そうやな」ってうなずいてしまいました。
泉 麻人氏コメントマニア用語(コスチュームプレイ)から広まった軽薄な印象のフレーズとはいえ、様々な場で使える「力」がある。「人生」と「コスプレ」の語感のギャップも面白い。
椎名 誠氏コメントこれはさりげないようでいて、案外思いがけないほど深い言葉だ。こういう言葉は初めて聞いたような気がする。なんとなく「男はつらいよ」を連想した。
河内 友恵 かわうち ともえ 39歳 主婦現在中1の息子が5歳の時のことです。ある日、何度注意してもいたずらばかりするので、父親が怒りました。「口で何べん言っても、たたいてもわからんのなら、お父さんは一体どうすればいいんか!?」息子は涙をぽろぽろ流しながら一言。「許せばいい」小さな事をいちいち怒るなという事か?と家族みんなで大笑いでした。
世界中で不毛な闘争がいまだに止むことはありません。報復に継ぐ報復は、憎しみの連鎖を招くだけです。「許せばいい」小さなお子さんが日常で発した何気ない言葉が、大人の胸に刺さりました。
海老沢 嘉 えびさわ よし 50歳 会社員まだ若かった頃の話です。仕事がとても忙しく、しかも次から次へと問題が発生して対応に困っていた時に、大先輩に言われました。当時は「なにを呑気に」と思いましたが、この歳になって「確かに答えの無い問題はなかった」と実感しています。
松尾 恭子 まつお きょうこ 35歳 会社員6才の息子がキッチンで私の手伝いをしている時のこと。主人が息子のノートを見て「勉強が進んでないじゃないか。ちゃんと勉強しないと人の上に立てないぞ!」と言いました。すると「これ (手伝い) が勉強!僕は人の隣に立ちたいもん」という答。感動しました・・・…。
エントリー賞寸評実際に経験を積み重ねてきた人の言葉は、さすがに重みがあります。仕事上だけでなく、人生において悩んだときにも力になる言葉だとおもいます。「どうにかなるよ」と単純に言うのではなく、答えと問題は一対だという思い込みを覆す意外な言い回しも巧みです。
エントリー賞寸評審査員一同、感動しました。なるほど、人の上に立とうとするよりも、人の隣に立とうとする方が、よほど立派なことかもしれません。このような考えを持っていれば、みんなもっと幸せになれるのではないでしょうか。しかも言ったのは、6歳の男の子!まいりました。