シンプルだけど、凝っている。高橋書店

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高橋書店|メッセージ

代表取締役社長 高橋秀雄

人々の生活全般をサポートする出版社でありたい

お客様の満足度 もの作りの原点

 高橋書店は今、「日記の高橋」「手帳の高橋」として知られているが、実際は生活書でもいろんな面で活躍している。日記・手帳が使い手のメンタル面をサポートする商品であるとすれば、物理面で読者の生活を豊かにするのは書籍、わが社でいえば生活書ということになる。

 物心両面にわたってお客様を支え、お客様のニーズに応えるための高橋書店の存在。人々の生活が豊かで幸せであるようサポートし、満足を与える本作りのできる信頼される出版社でありたい。

生活書のスペシャリストを目指して

 現時点では日記・手帳が突出しており、生活書でまだまだユーザーとの間に信頼関係が構築されきれていない。出版界において、生活書のどのジャンルでもベスト3に入る―このチャレンジを5年間で徹底的にやってみたい。このぐらいの目標を持たないと、仕事をしていても楽しくないと思う。また、自己満足してすぐマンネリに陥る。社員が自分の役割を果たし、力を合わせて生活書のジャンルの充実を図っていきたい。


 私が現役の間には、生活書以外のジャンルには進出しない。一つのことができないで他のことをしても、絶対に成功しないと思うから。生活書でうちがまだ持っていないジャンルはたくさんあるから、それを広げる活動をする。

 また、よく「雑誌をやらないの?」と聞かれるが、やらないわけではない。伝達の手段として、情報を週単位でユーザーにお届けしなければならない企画に対しては、雑誌やムックが必要だ。だから、社員の人達の企画次第。生活書のジャンルでいい企画があればどんどん挑戦していきたい。

総合力とスピードで勝負

 年間七万点もの膨大な量の書籍が発行されている現在の出版界で、埋没していかないために必要なことは何か。

 一つには自ら考え、変化を察し、常に革新を志す社員の育成だ。「売上第一」「現状維持」という考え方はすでに後退につながっている。社員のスキルアップにつながり、自然と売上げにも反映されてくると思っている。

 もう一つは効率的な物流の実現。出版業は多品種少量販売だ。欲しい本を可能な限りスピーディーにお客様の元へ届けるためにも、取次・書店とリアルタイムで情報交換を行う出版VANのシステムを利用できる環境作りが絶対必要なる。そこでわが社では自前の流通センターを持った。それにより取次の信頼を勝ち取り、リアルタイムな物流が行われている。また、注文を受けてから商品が届くまでの対応の早さにも自信を持っている。

自ら考えるチャレンジする人材を求む

 常にチャレンジ精神を持ち続ける人材を求む。人も企業も、これでいいと思ったときに成長は止まってしまう。ユーザーの多種多様な要望、要求に応え、より良い商品を提供していくためには、現状に甘んじることなく努力を積み重ねていかなければならない。「そのための改善点や目標を自ら見出せること」「周りに指摘されて行うのではなく、今やるべきことや必要なことは何かを自分で考え出し、実際に行動に移すこと」のできる要素が不可欠なのだ。

 その意味では今の社員はもっと上を目指せるはず。一つの結果を出して満足するのではなく、さらに効率よく質の高い仕事をするために常に上を見て、先を考えることは経験などに関係なく大切な姿勢なのだ。

 こうした社員一人ひとりが自分のステージを高めていくことができればうれしい。


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