
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
五月も半ばになり、
梅雨の気配を感じるこの頃です。
さてさて。
再びサリンジャーがマイブーム。
十代の終わり頃にはずいぶん夢中になって読んで、
大人になってからも、
ふと読みたくなって何度も手に取るように、
サリンジャーという存在は、
そんなふうに定期的に読みたくなる作家の一人です。
みなさんはいかがでしょう。
日本語版に慣れ親しんでいるので、
だいたいのストーリーは頭に入っています。
ですので、最近は英語の原書にチャレンジ。
これがなかなかの英語の学びになっています。
「ナイン・ストーリーズ」は短編集ですし、
英語はそれほどむつかしくはありません。
ちょっとがんばれば、なんとか読み切れるのも嬉しいですね。
読めば読むほどに様々なシーンが目に浮かぶように、
サリンジャーの描写力はほんとうに感心してしまいます。
大好きな「笑い男」。
ちょっと悲しい物語ですが、人生の美しさを秘めた名作。
読みながら、改めて気づいたことや、
じわっときたことなど、
忘れないように手帳に書き留めました。
自分がどんなことに心を動かしたのか。
どんなふうに思ったのか。
いつかまた読むときのために素直な気持ちを記録します。
今日の自分と向き合うように。
それではまた。
今日もていねいに。
松浦弥太郎
