みなさん、こんにちは。
松浦です。
うちには子どもの頃から犬がいて、
今でも彼らの名前を忘れることはありません。
よく思い出します。いや、思い出したくなる。
時折、「犬は好きですか?」と聞かれることがあるけれど、
好きとか嫌いとか考えたことがないのは、
当たり前のようにいつも一緒にいたからです。
家族や友だちであるように。
たしか小学一年の時だったと思う。
柴犬のジョンと公園を散歩していると、
隣の学校の知らない子達からいじめられそうになった。
その時、ジョンが、僕を守るように、
ものすごい勢いで吠えて蹴散らしてくれたことがある。
やさしい犬だったジョンが
あんなに怒ったところをはじめて見た僕は、
その日からもっともっとジョンが好きになりました。
困ったり、つらかったり、元気のないとき、
さっと前に立って自分を守ってくれる存在がいる。
忘れることができない思い出です。
思い出すたびに、
僕はジョンのように誰かを守れるのか、助けられるのか。
守ろう、助けようと思えるのか。
考えるより先に動けるのか。
戸惑うことなく。
支え合うとか、分かち合うとかよく言葉にしますが、
それよりも助け合うこと、守り合うこと、知らんぷりしない。
自分以外のすべての存在に対して。
自分にそれができるのかと考えた朝でした。
それではまた。
今日もていねいに。