2021/02/10

今日もていねいに。06

こんにちは。
松浦です。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

最近の僕は、
愛用している手帳のページに、
水彩画を自由気ままに描くのが目下の楽しみです。

これまで水彩画用の画帳を使っていたのですが、
ある日、全てを書き終えてしまい困っていたところ、
手帳に描いてみたらどうだろうと思ったのです。

水彩画の魅力は、やさしくて淡い色使い。
そんな色のりだけでなく、
僕はとても細い筆が好みなので、
そのためには紙を選ぶのです。

手帳のページを指でつまんで何度も触り、
紙が水彩画に合うかどうかを確かめました。
すると、なんだか大丈夫な気がしたのです。
この感覚は水彩画を書いたことがある方ならきっとわかるはず。
これは色がきれいにのる、と。

ちょっと試しに、
絵の具の、色のりと色味を試し描きしました。
筆のタッチも確かめました。

これがなかなかの具合なので嬉しくなりました。
裏うつりもしませんし、絵の具がスッとのる感じがばっちりです。

ポケットに手帳をしのばせ、出掛けた先で見つけた、
色のきれいな建物や草花をスケッチして、
週末にのんびりと好きな色を使って描いてみる。
ささやかなストレス解消にもなりますね。

小さな手帳の中には、予定や言葉、メモだけでなく、
あの日あのときの出会いも詰まっていきます。
色鮮やかに。

僕の手帳はNo.47。おすすめです。

それではまた。

松浦弥太郎

エッセイスト、クリエイティブディレクター

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