こんにちは。
松浦です。
淡々と毎日、暮らしや仕事をしながら、
何度も頭の中でつぶやくことがあります。
それは「手に勝る道具なし」という言葉。
手はほんとうに素晴らしい道具です。
今日も便利なものが次から次へと生まれています。
新商品、新システム、新技術、新サービスなど。
私たちの暮らしのまわりはいつも新しいものだらけです。
新しいものは人を嬉しくさせる魅力に溢れているので、
学びながら、うまく暮らしに活かせれば、
それはそれでしあわせなことといえるでしょう。
しかし、便利なものばかりに偏ると、
不便なことや困ることがひとつも無くなり、
時間もかからず、これまでしてきた工夫をしなくてもよくなり、
時間が余ることでやることも増えて大忙しです。
そして、心を働かせて丹念にゆっくり生み出すことの楽しみが、
日々の暮らしから無くなってしまいそう。
そんな暮らしはあじけないものです。
そこで思うのが「手に勝る道具なし」という言葉。
便利さや新しさからちょっと離れてみて、
不便や困りごとを楽しむ心の余裕もときには大切です。
「何も持っていなくても、このふたつの手さえあれば、
なんとかなるさ、なんでも出来る、やってみよう」とつぶやくのです。
毎日、自分の手を見つめて感謝をするこの頃。
それではまた。
今日もていねいに。