みなさん、こんにちは。
オアツウゴザイマス。
いかがお過ごしでしょうか。
ふと思うことがあります。
いや、いつも思うことかな。
自分はこの先どうなるんだろうと。
どうなってしまうのだろうと。
そう思うと胸がキュウと苦しくなります。
将来って不安ですよね。
不安にはいろいろな種類があって、
経済的な不安や、老いや病気の不安、
仕事の不安や、孤独の不安や、自然災害の不安など。
数え切れないくらいの不安があります。
とはいうものの、
ひとつ確かなことは、
不安がない人はいないということです。
あの人この人、みんな不安を抱えているのです。
不安の原因、それはわからないこと。
わからないから不安になるのです。
それなら、わからないことを少しでもわかるように、
学んだり、知ればいい。
どんなことでも、
少しわかるだけでも不安は安心に変わります。
そう、少しわかればいいのです。
誰でも少しわかることはできるのです。
その少しでもわかろうとする気持ちと行動が、
不安に効くいちばんの処方箋ではないでしょうか。
母は僕によくこう訊きます。
「これってどうして、こうなるの?」と。
その問いに答えてあげると、
「なるほどね。ああ、安心した」と言います。
コツはよくわかろうと欲張らないこと。
何事もよくわかることはむつかしいからです。
不安におしつぶされそうになったら、
あ、今、自分はわからないことがあるから、
不安でつらいんだと思えばいい。
勇気を出して少しわかるようにしてみよう。
合言葉は、なるほどね。です。
さて。暑い日の午後。
知人に教えていただいたレシピで、
そうめんを作って食べました。
作り方はかんたん。二人分です。
鍋に干しエビ15gと450ccの水を入れて、
そのまま4時間置いてから、弱火で沸騰させて、
アクをとったらダシができあがり。
ダシに、みりん50ccと、
うす口しょうゆ50ccを加えて、
冷蔵庫でしっかり冷やします。
そうめん1束を、
きっちり40秒(これ大事)、箸でかき混ぜながら茹でて、
ザルにあげ、流水で洗ってから、氷水で冷やします。
器にそうめんと冷えたダシつゆを入れて、
刻んだあさつき、種をとった梅干しを添えていただきます。
すだちを絞るとさっぱりといただけます。
(残ったダシつゆは冷奴やおひたしに使えます)
1束で二人分と少ないのですが、
冷たい料理なので、この少しがいいのです。
お試しあれ。
それではまた。
今日もていねいに。
松浦弥太郎