みなさん、こんにちは。
お元気でしょうか。松浦です。
先日、親友の誘いがあって、
これまでの自分のことを話す機会がありました。
もうすぐみなさんの目にふれることもあると思います。
何を話したかというと、
最初の一歩から今に至るまで、何を思い、何を考え、
何を信じてきたのかという、とても内面的な、
失わずにあった心の奥底の小さな灯りのようなもの。
それが何だったか、ということを、
自分でも探るような機会でした。
あせらずに聞き側になってくれた親友のおかげで、
話しながら自分でも、ああそうだ、と思える、
その灯りがいくつも発見できたのです。
僕にとってのこの三十年は、
まだまだ登るべき高い山はあるけれど、
少しばかり景色が見渡せるところまでは来たのかもしれない。
そんなふうに思えました。
いろいろなことがありました。
これからも、いろいろなことがあるでしょう。
つらいことも楽しいことも、苦しいことも嬉しいことも。
作家の須賀敦子さんの本で知ったイタリアの詩人の言葉を思うのです。
「人生ほど生きる疲れを癒やしてくれるものはない」。
僕がずっと変わらずに続けていたこと。
これはあの頃から今日までも。きっと明日もあさっても、
一生懸命になったことは何だったのか。
それは、どんなことであっても、
きらいにならないということです。
きらいにならないために、
くふうし、よく理解し、受け入れたり、
決めつけず、あきらめず、よく見て、
いいところを見つけて、
つづけることを大切にし、
許し、そこから学んで、深く感謝する。
自分に起きていること、
目の前にあること、毎日のこと、
あの人この人、その日そのときその場所を、
きらいにならないことに一生懸命になる。
それではまた。
今日もていねいに。