書籍編集部

ロングセラーへの
飽くなきこだわり

書籍編集部 一般書担当 主任
2008年度入社
山下利奈

  • 良い本とは?を追究してきた10年間

    生活実用書、児童書の企画・編集を行っています。企画を立てるときは、「どんな層の人々に何を与えたいか」「読者から引き出したい気持ちは何か」を必ず考えるようにしています。
    たとえば、『ざんねんないきもの事典』シリーズは、小学校3~4年生の生き物が好きな男の子に、生き物の意外な一面を知って、楽しんでもらおうと考えて制作しました。 活字を読むのが苦手な子でも読みやすいよう、文字数をギリギリまで減らし、子どもでもわかるたとえやギャグを入れるなど、表現に幅を持たせました。 結果的には、女の子にも、大人の方にも受け入れられ、児童書の枠にとらわれない幅広い読者にアプローチすることができました。

  • 現場で学んだ経験をいかして

    入社1年目は販売部に所属し、自分の担当店を訪問して販促活動を行っていました。この販売部での経験が、今の編集業務にいきていると感じます。販売部では、連日担当店へ足を運ぶため、現場で本がどのように売られているか、今どんな本が売れているか、どんなウリがあれば現場で力を入れて売ることができるかなどを肌で学ぶことができました。現場での商品の映え方や売り方まで考えられることは、自分の強みだと思っています。

  • 時を超えて鮮度を保つ

    時代が経っても色あせない情報を提供したいと考えています。何度も再版を重ねながらロングセラーとして売ることは、弊社の書籍販売のスタイルでもあります。インターネットで最新情報をすぐに手に入れられる今、書籍の在り方も変化してきていると思います。しかし、生活実用書の根本にある「人々の悩み」は時代が変わっても大きくは変わらないはずです。時を超えて人々の悩みを解決するためには、1冊1冊を丁寧に編集することが大切だと考えています。
    今後は、子どもがワクワクする新しい児童書や、同世代の読者の生活を豊かにするための本をつくりたいと思っています。

1冊の書籍ができるまで

  • ①企画立案

    常に、世の中のあらゆるところから企画のネタを探しています。
    対象読者や専門家への取材、アンケートはがきや類書の分析などを通じて企画を具体化。
    毎月行われる企画会議へ提出します。企画が採用されると制作スタートです。

  • ②打ち合わせ

    編集者は、企画にふさわしい著者やデザイナー、カメラマンなどを選出することも重要な仕事です。
    そうして集めたスタッフと打ち合わせをくり返し、本の方向性を擦り合わせていきます。ときには意見が割れて大討論になることも。

  • ③編集

    各スタッフから、原稿、デザイン、写真、イラストなどの素材が上がってきます。それらをチェックしながら一つの紙面にまとめていくのが編集者です。
    見やすさ、読みやすさ、わかりやすさなどを、さまざまな視点から検討していきます。

  • ④校正

    誤字脱字がないか、日本語の使い方が正しいか、書かれている内容が正しいかなどを念入りにチェックします。紙面の見た目も再確認。
    複数名で校正し、品質を徹底的に追求します。

  • ⑤完成

    印刷所で試し刷りを行い、全体の仕上がりを確認します。問題がなければ印刷、製本の工程を経て完成です。