金子 文 正面写真

お客様と編集者の想いを形にする

金子 文

生産管理部 入社26年目

品質は信頼の証

当社の発刊物のすべての品質・納期・コスト・製作進行を管理し、資材の発注や印刷・製本の手配を行っています。「ものづくりのかなめ」とも呼べる部署です。商品が発刊されるまでに、日記事業部、書籍事業部、販売部、流通センター、広報部、総務部のすべての部署と関わります。また外部の印刷所や製本所、資材メーカーの方々とも商談を重ね、時に現場へ赴き、たくさんの人の力で1冊の本を世に出しています。
特に手帳は製本も難しく、カバーや帯、スピンなど部材が多岐にわたります。お客様が日々の出来事や想いを綴られる大切な1冊なので、間違いは許されません。使い心地にこだわり、新しい技術を取り入れながら、責任をもってひとつひとつの商品を製作しています。

日々、お客様の想いを感じられる幸せ

手帳には多くの製本技術と工程が凝縮されています。365日お客様にご満足いただくため、「ピタッと開く」製本方法や「ほどけにくいスピン」を導入しました。「開きやすく、壊れにくい」はもちろん、商品ごとの罫線の太さ、表裏のズレのない印刷、専用でつくっている用紙の書き心地・透け具合など、お客様が気付きにくい細部までこだわっています。
物価高騰の中、商品の価格を抑えつつ新しい技術を導入することは大変ですが、毎年全商品の改良を積み重ねています。これも当社の商品が長く愛される理由のひとつです。リピーターの方も多い商材ですので、細かな改良にも気付いてご意見をいただいたり、「手帳が人生の相棒だ」というお話をしてくださったり、本当にありがたいことだと感じます。

お客様の人生の一端を担う責任

生産管理部は商品製作において重大な役割を担っています。だからこそ、コストや原材料、流通に影響する世界情勢や新しい技術など、世の中の変化には敏感でなければなりません。毎日様々な情報が飛び交い、納期があり、間違いが許されない仕事のため、部署全員での情報共有や確認も重要です。
手帳は手に取った方が記入して初めて完成する、特別な出版物。お客様にとってたった1冊の、かけがえのない、人生の物語を記す本です。40年間綴ってきたというお客様の、その次の1冊が途中で壊れるようなことがあれば、その年月を修復することは不可能です。良い商品をお届けするため、誠実に取り組み、商品と向き合い続けていきたいと思います。

1日の流れ

生産管理部・金子文の1日の流れ。午前9時出勤。メールチェック。午前9時30分入稿前の最終チェック。午前10時30分スケジュール調整、確認。午前11時30分取引先と打ち合わせ。新素材のメリットやコスト感をよく確認。午後12時30分昼休憩。午後13時30分発注書作成・原稿チェック・社内打ち合わせ。午後18時退勤。

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