第23回手帳大賞に
たくさんのご応募ありがとうございました。
「名言大賞」に24,633作品、「商品企画大賞」に2,739作品、
合計27,372作品のご応募の中から、
審査員をみごとにうならせた受賞作品を発表いたします。

名言・格言部門

大 賞

優しさって、体力だよな。

三井 恵 みつい めぐみ 27歳 会社員

【 発言者 】

旦那

【 背景 】

年始に夕食を一緒に食べていた時の旦那の一言。
昨年の師走はお互い忙しくピリピリしていたが、年末年始の休暇でのんびりできたおかげで心身ともに回復でき、 年始はお互い優しさを持って接することができるようになったことから。人に優しくするためには、まず自分が健康で元気でいることが一番大事だと考えさせられた。

【 大賞寸評 】

人に優しくしたくても、元気がないとなかなか優しくできないこともある。
優しさだけでなく、いろいろな「大切なこと」にとって、体力や元気、健康が必要だと気づかされる言葉でした。シンプルでキャッチ―。すんなりと自分の中に入ってくる一言です。

第23回手帳大賞 名言大賞作品・映像化/監督:牧野 惇

【牧野 惇プロフィール】

1982年生まれ。2006年よりチェコの美術大学UMPRUMにてドローイングアニメーション、パペットアニメーションを学んだのち、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーションコース修了。実写・アートワーク・アニメーションの領域を自在に跨ぎ、映像ディレクションからキャラクターデザイン、イラストレーションまで総合的に手掛ける。 2017年「Mnet Asian Music Awards」Professional CategoriesにおいてBest Video Director of the yearを受賞、 2018年 第61回ニューヨークフェスティバルにて金賞を受賞など、受賞歴多数。

各 部 門 賞

恋愛部門

友達以上唐揚げ未満

諏訪 敬太 すわ けいた 31歳 会社員

【 発言者 】

小学生時代の同級生

【 背景 】

小学生の時、キャンプに行くバスの中で当時想いを寄せていた女の子に「○○ちゃん、俺のことどう思う?」と聞くと、彼女の口からこの言葉が出てきました。
小学生ながら恋人を唐揚げに置き換えていた彼女のことが今でも忘れられません。やはり唐揚げには勝てないと我ながら納得した初めての失恋でした。

【 作品寸評 】

好きな人を言い表わす言葉として、とても人間らしく、かわいらしい表現です。
花より団子、という言葉もありますが、この言葉は分かりやすい中にジワジワ来るものがありました。「友達以上」というところが絶妙です。


仕事部門

季節が変わる瞬間が誰よりも早く気づけるから、幸せやで

真栄里 直美 まえざと なおみ 43歳 会社員

【 発言者 】

新聞配達をしている友人

【 背景 】

寒い日の新聞配達が大変だと、労いの言葉をかけた時に返ってきた言葉。

【 作品寸評 】

たとえば降り積もったばかりの雪に足跡をつけたり、まるで小説のように言葉の背景や情感が見えてくる一言。
人から見るととても大変な仕事でも、本人がその中に幸せを見出している。そんな素敵なシーンが想像できました。


家庭部門

おばあちゃんにはおばあちゃんの地球が回ってるんやで

木村 武雄 きむら たけお 65歳 無職

【 発言者 】

【 背景 】

年老いた母がわがままを言うので「おばあちゃんのために地球は回ってないんやで」と言うと、隣で娘が言いました。

【 作品寸評 】

世間や他人がどう思うかではなく、主体性を感じさせる強さが魅力的。
おばあちゃんに限らず、人それぞれの「地球の回り方」があると思える前向きな言葉だと感じました。

優 秀 賞

大丈夫、ぼくが覚えてるから。

杉本 千夏子 すぎもと ちかこ 42歳 パート・アルバイト・フリーター

【 発言者 】

息子(小学生の時)

【 背景 】

元気な曾祖母は92歳。とはいえ、時に孫とひ孫がごちゃ混ぜになり、なかなか名前が出ないことも。
「楽しかったことも忘れちゃうのかねえ」と記憶の衰えを嘆く大ばあちゃんに、息子が言った一言でした。

【 優秀賞寸評 】

自分が言われたり、言える関係性があったら嬉しい、そんな気持ちの良い言葉です。「こういうことを言える自分になりたい」、そう思える一言でした。


たいようは、わたしがすきみたい。

矢野 浩樹 やの ひろき 37歳 公務員

【 発言者 】

【 背景 】

4歳の娘、日々いろいろ感じ考えて話してくれます。その日も朝から照りつける太陽を見て、こう言いました。「たいようは、わたしがすきみたい。 だって、いっつもわたしがいる時、お空にいるもん」と。 好きだからいつも見てくれているとのことでした。なんだか笑顔になった一言でした。

【 優秀賞寸評 】

自分を主体に、シンプルに世界を見ている力強さがある一言。太陽という大きなものを「好き」か「嫌い」かの観念でとらえており、毎日がキラキラして見える明るさ・楽しさを感じました。

商品企画大賞

優 秀 賞

ON/OFF カレンダー手帳

松本 愛香 まつもと あいか 32歳 会社員

【 企画概要・背景 】

卓上カレンダーのようにデスクに立てて使える手帳は便利ですが、プライベートの予定まで職場で見えてしまうことが悩みでした。
この商品企画では、仕事(ON)とプライベート(OFF)のページを分けて、かつ上のページに穴を開ける工夫を施すことで、 2つのページを同期することを可能にしたカレンダー型の手帳です。

【 優秀賞寸評 】

仕事(ON)とプライベート(OFF)のページを分けて記入できるようにしながらも、上になるページに穴を開けることで、二つのページの同期を可能にした新形態の卓上カレンダーです。
仕事のページを開けていても、ページをめくらずにプライベートの予定がある日が分かるなど、仕事もプライベートも大切にする人の、新しいスケジュール管理ツールです。


横罫ノートのように使えるマンスリーブロックA5

五十嵐 哲也 いからし てつや 49歳 公務員

【 企画概要・背景 】

書きやすく・見やすくするために、横罫ノートをマンスリーブロックに区切った。A4用紙が見開きに貼り付けられるようにA5サイズ。 かさばらないようにノート1冊分と同じ60ページ構成。1月始まりでも4月始まりでも使えるように前年12月から翌年3月まで16ヵ月分。 1ページを31行とし、1ヵ月分のメモを取れるなど、行数やメモスペースにもこだわった。

【 優秀賞寸評 】

横罫ノートとブロック式の月間予定表を合体させた、書きやすく見やすい手帳です。
月間予定表の1日分を6行にすることで、「午前・午後を3行ずつ」でも「午前・午後・夜を2行ずつ」でも使えるようにするなど、ストレスなく使える工夫がたくさん詰まっています。メモスペースも随所に用意されていて、まさに「ノートと手帳のいいとこ取り」の一冊です。


月間スケジュールと並列俯瞰~いろいろ使える罫線表~

龍野 由理 たつの ゆり 47歳 家業(農業)手伝い

【 企画概要・背景 】

最近よく目にするガントチャート。縦型にすることにより使用方法が増えます。文字は横書きにでき、記入欄の横幅も広く使えて書きやすく、 ビジネスマンやワーキングママ、主婦、学生、それぞれに使い道が広がります。
もちろん単なるメモ欄として使っても良いです。項目別に予定を書き出すことで、行動や思考が整理されたり、記録することで見えてくるものがあり、 書くこと+αの何かがあると思います。

【 優秀賞寸評 】

通常、ガントチャートは横型ですが、日付を縦に並べた縦型にすることで、より便利な使い方ができるようにした手帳です。仕事の進捗確認だけでなく、家族の予定、勉強や趣味の予定からハビットトラッカーとしてまで、目的に合わせて様々な使い方ができます。月間予定表とは別にそれらを書き出すことで、行動や思考が整理され、さらに深まるなど、「手書きの手帳」の良さを引き出した企画です。

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審査員プロフィール

松浦弥太郎さん(エッセイスト)

1965年東京生まれ。エッセイスト、編集者。十代で渡米。アメリカ書店文化に触れ、エムアンドカンパニーブックセラーズをスタート。2003年、セレクトブック書店「COWBOOKS」を中目黒にオープン。2005年から『暮しの手帖』の編集長を務め、その後、ウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げる。現在は(株)おいしい健康・共同CEOに就任。ユニクロとの協働サイト「LifeWear Story 100」の責任編集を手掛ける。タイガー魔法瓶「GRAND X クラブ」のクリエイティブディレクションを務める。

東直子さん(歌人・作家)

歌人、作家。1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞。2006年、『長崎くんの指』で小説デビュー。2016年、『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。歌集『春原さんのリコーダー』『十階』、小説『とりつくしま』『晴れ女の耳』、評論集『短歌の不思議』、エッセー集『七つ空、二つ水』、絵本『ふるふるフルーツ』など著書多数。最新刊は、穂村弘との共著『しびれる短歌』。

金原ひとみさん(作家)

1983年、東京都出身。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞。翌年、同作で芥川賞を受賞。2010年『トリップ・トラップ』で織田作之助賞受賞。2012年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。著書に『アッシュベイビー』『AMEBIC』『軽薄』『クラウドガール』『アタラクシア』 等がある。現在『SPUR』にて「ミーツ・ザ・ワールド」、『小説トリッパー』にて連作短編を連載中。