ロングセラーへの飽くなきこだわり
外岩戸 春香
書籍事業部 入社14年目
本で人を救いたいという共通の想い
生活実用書と児童書を編集するのが私の仕事です。企画から製作まで、半年から1年ほどかけて1冊の本をつくります。書籍編集部全員が「人の役に立つ本を作る」という共通の軸を持ち、読者目線の生の声を大切にすることを心がけます。買ってくれる人はどんな人か、はっきり思い浮かぶ状態で製作を進めるのが、良い本をつくる一つのポイントです。家族や友人の悩みを、本で解決できないだろうかと考え、企画を立てることもあります。
本気で向き合う
1冊の本が完成するまでには、様々な苦労やプレッシャーがあります。監修や著者、デザイナーやライターなど、多くの方と関わりながら製作を進めるため、時には意見が合わず本気でぶつかり合うこともあります。本気で向き合った分だけ、良い関係性を築くことができ、良い書籍になると思っています。発刊するまでは「売れるのか」という不安やプレッシャーを感じることもありますが、多くの人の手に渡り、読者の方からメッセージをいただくと、自分のつくった本が世の中に受け入れられた気がして、報われた気持ちになります。
目標に向かって取り組む
1年間で10万部を突破する書籍をつくるのが私の目標です。今年は児童書を強化したいと考えており、「ざんねんないきもの事典」シリーズを超えるロングセラー商品を作りたいです。書籍編集部は最初から最後まで、自分の裁量で書籍を製作できます。だからこそ、目標に向かって粘り強く本と向き合える人でなければなりません。いろいろな分野のスタッフと協力する必要があるのでコミュニケーション能力があり、ここぞという時には自分の意見をしっかりと伝えられる人が向いていると思います。